ポートランド周辺の関係性事情

オレゴン州ポートランドの関係性に置ける特徴ですが、1人にコミットしない関係が比較的他の地域より多いことで、知られています。例えば、ポリアモリーpolyamoryをグーグルトレンドで調べてみると、少なくても8年から10年くらい前まで、ポートランドが一番polyamoryを検索している都市でした。今2020年10月時点で、米国での2004年からの統計全体で見ると、都市別の統計は出さなくなったようで、今でも米国では、オレゴン州が1位になっていました。

LGBTQA etc. の性的少数派でも、オレゴン州ポートランドは有名で、現在の一つ前のポートランド市、 サム アダムス市長さんは、全米トップ40都市で、初めて男性同性愛であることを公言したまま当選した市長さんです。

現在のオレゴン州の州知事、ケイト ブラウンさんも、全米で初めて両性愛バイセクシャルを公言したまま2015年に当選し、4年の任期を終え、また当選、2期目に入っています。

私は、関係性が、人生のトピックだと思っているので、それにまつわる色んな事柄を学んだり、練習したりするのですが、確か2019年ころ、リレーションシップアナーキーという新しい関係性の形があるらしいということで、クラスに参加しました。

リレーションシップアナーキーと言っても、色んな人が、色んなところで教えているので、たまたま私が行ったクラスが、とてもユニークで、ポートランドの人たち向けに表現されていた可能性もあります。

わたしが持った印象は、ポリアモリーと似ているのですが、いくつかの点が、違うなと感じました。2004年から2010年くらいの時期、ポートランドのポリアモリーディスカッショングループにいくつか行っていて、日本でも1回くらいポリアモリーのミーティングを主催したような気がするのですが、例えば、多くのポリアモリーの人は、階層のある人たちが多いです。プライマリーとか、セカンダリーという同意を形成して、つながりの度合いを調整しやすくしているのです。中には、非階層型の人たちも居て、フラットを目指すのでですが、うまくいくひとは、かなり少数だな、という印象でした。

リレーションシップアナーキーのクラスでは、この階層性がない、というのが、違いだと説明していました。あと、ポリアモリーでは、関係性のルール、約束事の合意形成をして、関係性をデザインしていくことが多いのですが、リレーションシップアナーキーでは、バウンダリー、境界設定ベースで行うみたいです。関係性のところではなくて「私の境界、バウンダリー」というところに、焦点があたっている印象でした。

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